油圧の力
DATE 2025.06.11

既存の束石の上に欅の柱がのっていましたが、今回はほぞ加工して新しい束石を取り付けます。油圧ジャッキで上げながらほぞ加工する大工さん。素晴らしい技術。そして欅の耐久性に一同驚愕。思えば福山で見た神勝寺の山門も欅でした。木と石の耐久性は限りなく近いと思います。

岡崎の工場でびしゃん仕上げされた束石。天端と側面ではびしゃん目が違います。多分気がつかないと思いますが。それでもちゃんとした仕事を残すのが私たち石屋の使命。大工さんも同じで、言われた以上の内容を施主の見えないところに残しているのです。

大工さんとのジョイント作業。無事成功しました。寸分の狂いも無く納まったのは職人の信頼関係が出来ていたから。その昔、建築現場には必ず石工がいたのです。石工なしでは家が建たなかった時代。コンクリートの基礎が主流になって石工が現場から消えました。そして今、この手の改修工事でしか建築現場で石工をみかけなくなりました。私たちも方々旅しては石の仕事を見ていますが、年々質が低下しているのが分かります。寺社仏閣の石仕事はよく考えないといけません。お悩みの方は遠慮なく和泉石材店へ相談ください。
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