和泉石材店

BLOG 「一言石句」

福知山城

DATE 2026.05.18

福知山城は明智光秀の城。信長の丹波平定は数年かけて成し遂げられました。その先頭に立ったのが明智光秀。光秀が築城していますが、光秀の居城は坂本城(滋賀県)です。昭和61年に復元された天守は、中は資料館となっています。日本のお城の中でも、店主まで当時のまま残っているお城は12箇所しかありません。ただ、石垣は比較的残っています。

福知山城の石垣は転用石の割合がかなり多いです。写真の中にも五輪塔など、石垣目的でない石が多々あります。戦国の世の石垣工事は相当急いでいたと思います。丁寧に美しくより、早くて安くて丈夫みたいな感じでしょう。明智光秀的には命のある間に完成しなくては全く意味が無い。そこで転用石の登場です。

ザ転用石。一目瞭然な使い方。

本能寺の変の後、光秀は京都から坂本へ逃れる事になります。結局それは叶わなかったのですが、光秀の居城ですから相当な城だったに違いありません。福知山城も野面積みの石垣が沢山あります。坂本の穴太衆は戦国の世に欠かせない集団でした。築城の名手は最高の石工を引き連れていたのです。福知山の街を天守から見下ろすと、当時の面影が色濃く残っていることがわかります。街歩きは止められません。