蕃塀修復
DATE 2026.05.28

名古屋市内の神社のお仕事がスタートしました。尾張地方に見られる「蕃塀」と呼ばれる石塀が傾き出したため、修復することに。高い間知積みの擁壁の上に建つ蕃塀は、今回修復してもまた傾く可能性があります。そこで、13mmの異形鉄筋を入れた150mm厚のスラブを用意し、将来は基礎ごと持ち上げる計画です。

岡崎周辺の花崗岩で造られた蕃塀ですが、実は部材ごとに石種が違います。宇寿石、夏山石、足助荒目。ざっくりとその三種類。一部彫り物の損傷(凍害)が激しいので取り替え。更に延べ石1本も取り替え。彫り物は夏山石(既に閉山)ですが、今回の工事に関わった石工が保有しており、快く提供してくれる流れに。寺社仏閣に関わるお仕事は石種要注意です。

先ずは解体からスタート。基本的には組み建てた順番と逆に取り外すのですが、そう簡単ではありません。傷をつけないようとにかくゆっくり作業。お陰様で全ての部材を無事解体することが出来ました。部材の間に付着したノロを掃除して第一関門突破です。次は基礎工事です。
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