和泉石材店

BLOG 「一言石句」

坂本と慈眼堂

DATE 2026.06.09

延暦寺からロープウェイで下山するとそこは坂本の街。明智光秀が居城を構えた街。そこに慈眼堂があります。慈眼堂は兵火で焼かれた延暦寺を再興したお坊さんの霊廟です。極めて重要な方だったということ。目に付くのは石製品。この辺りは穴太衆という石工集団がいたことで有名。そう、石屋にとって見所が多すぎる場所なのです。

坂本の街は野面積みの石垣が多く見られます。大小の石を組み合わせた古典的な石垣。これなくして戦国のお城は成り立たなかったと思います。戦国武将は優秀な石工を引き連れ、自らの城を築城しました。光秀の坂本城はもちろん、清正の熊本城なども穴太衆が活躍しました。

野面積みの石垣の素晴らしい風合いは、切り込み接ぎなどとは異なります。石積みが街並みになっているのが坂本の面白さ。そして歴史の舞台になっています。日本の歴史がこの辺りを舞台に変わりました。栄枯盛衰を感じられる場所をボチボチ歩いて楽しむのも良いです。