和泉石材店

BLOG 「一言石句」

比叡山延暦寺その2

DATE 2026.06.08

延暦寺は806年に最澄によって開山しましたが、開祖の最澄は785年に東大寺で受戒しています。その東大寺は752年に大仏の開眼供養がなされています。更に元をたどると6世紀末の飛鳥寺あたりに行き着く感じ。世界遺産に登録だとか言われていますが、この古さを考えると納得です。写真は延暦寺の阿弥陀堂。朝早すぎて御堂が開かなかったのであっちこっちウロウロいたしました。

そして国宝となる根本中堂は改修工事中。屋根の葺き替えを含めて大改修が行われています。それが建物内部で改修されているので見学可能。というかこんなチャンスはないので見るべきかと。

とんでもない仮設建物。何せ15年かけての大改修ですから。技術が進歩したから建築速度が速くなることはありません。その辺りはサグラダファミリアとは大違い。

木曽のサワラ材で葺かれた回廊の屋根。途方もない量・・・。国宝の修理に近道は無い。不思議なことに延暦寺の伽藍を見回していたのですが、どれも何だか新しい感じがするのです。改修の手が常に入っているのも一因ですが、何だかおかしい。多分朝光寺やらを見て回ったのがいけなかったと思います。素朴さを失うと歴史や時間も一緒に失っているのでしょう。大きな寺院はおしなべてお金が潤沢にあります。そういうのは伽藍に出てくるのです。延暦寺に行って朝光寺の素晴らしさを再確認。何とも皮肉なことです。