和具へはお盆まっただ中に訪れました。夫の母方のお仏壇のある義叔母のおうちでは盆中やることがいっぱいで、毎日お仏壇にはこの日にはこのお料理、といった毎日違うお料理が備えてありました。私の実家の方は浄土真宗で仏様は阿弥陀様の元へ行ったっきり、こちらへ帰って来るという概念が無く、お盆などにこういうことをするのは初めて見ました。今年は和具の盆踊りが復活するということでした。和具の盆踊りは私(嫁)は行った事無くて、夫は絶対行くべしと常に言っており、楽しみです。

お盆の和具は帰省で帰って来る人たちの声があり、いつもよりなんだか賑やかです。そしてあの世から帰って来るご先祖様をお迎えする為、あちらこちらで心をこめたおもてなしの様子があります。初盆を迎えたおうちでは、地域の人がわかるような目印がしてあり、盆踊りの前におうちで踊るのだとか。いちいちアウェイな者にとっては気に止めて知りたくなることを、当然のこととしてこなされてるのに感心しきりです。

こどもたちお待ちかねの盆踊り。夫曰く、ものすごい屋台がでるぞ！と期待していましたが、時代なのか、台風前日の不安定な天気もあってか6軒ほどの屋台。それでも十分こどもたちはワクワクです。天候の為が、櫓ではなくテントでしたが、19時から突然みんなが踊り出しました。どの曲もこちらでは聴いたこと無くて、どの曲も同じ振り付けでした。ひたすら踊り続けるのだそうです。私たちも10周くらい踊りました。なんだかシュールで光景でゾクゾクワクワクしました。不思議とみんなまた行きたいと言いました。