和泉石材店

BLOG 「一言石句」

felisiのペンケース

DATE 2010.01.18

pencase.JPG私(嫁)たち夫婦が長年愛用しているペンケースです。イタリアのブランドfelisiのものです。私が20代も半ばの頃、私の鞄の中の常備品として仲間入りしました。常備品なので永く使えるものがいいと探していたら夫の薦められたのがコレです。当時ペンケースごときに大枚(私にとっては)を払う!と一大イベントになりました。felisiって一目でそれとわかる個性的なデザインですが、勝手に持っているイタリアのイメージとは相反して、スタンダードで何となくイモっちい所が好きです。このペンケースは何も入ってない状態でこのようにシュッとして格好いいのですが・・・

pencase-fat.JPGこの中に、ボールペンやシャープペンシルなど筆記具のみならず三角スケールや朱肉、カッターや修正テープ、ホチキスまで詰め込めてしまえて、こんなブーちゃんな状態に。完全にラグビーボールです。しかしこれだけ常備できれば普段何も困ることはありません。しかも形が形だけに、鞄の中でそう体積をとることも無いんです。口も広く機能的。素晴らしい逸品です。felisiといえば革に刻印された紋章が印象的ですね。これは中世から伝わるfelisi家の印で、歴史のあるブランドかと思いきや以外に浅いのです。1973年(夫の生まれ年!)にイタリアのフェラーラという小さな街で、フェリージ家のアンナリサ・フェローニという若い女性の〝趣味のものづくり〟が発端で、街の中での反響がしだいに世界中へと広まってひとつのブランドとして成功した極めて珍しい生い立ちの会社です。革と異素材とのコンビネーションの製品の草分け的存在で、「どの時代でも通用し、世代を超えて愛されるモノ作りをする」というアイデンティティを持ったデザインのひな形は形創業当時から確立され、今もフェリージ家が守り続けているのだそうです。思い切って購入したペンケースからは学ぶべきことがたくさんありました。私たちの持っているキャンパス地のモノは現在無くて、今はfelisiらしいナイロン地のモノなのだそうです。春夏モデルで数色展開で3月くらいに出るそうですよ〜。