和泉石材店

BLOG 「一言石句」

トヨタ博物館その1

DATE 2021.02.02

hakubutu21011.jpg先日の愛知県立芸術大学の見学後、久々に長久手市のトヨタ博物館へ行って来ました。展示車両も少しずつ変わっていますが、一番の見所は別館の展示です。カタログやエンブレム、ミニカーが並ぶ展示は圧巻。子供の頃に戻ったかのような気分になります。車の恩恵をほぼ世界中の人が受けています。今読んでいる本も、今朝の朝食も、車がなかったらどうなっていたか。車に乗らない人もいるでしょうし、嫌いな人もいるかも知れません。しかし、道具としてみるとこれほど世の中で重宝している道具は無いと思うのです。写真はシトロエンのトラクシオン・アヴァン。今見たらクラシックですが、当時は相当に前衛的。トヨタ博物館は概ね時系列順に展示がされています。衝撃的に進んだメカニズムを持った車が出ると、それ以降の流れが変わる事が良く分かります。このシトロエンはFF(前輪駆動)とモノコック構造という2つの進んだメカニズムを有していました。今のシトロエンと違い、世界に先駆けて次々と新しい技術を盛り込んだ車をリリースしていました。

hakubutu21012.jpgこちらはチシタリア。これ以前はフェンダーがボディとは別・・・つまり馬車時代の名残が濃く残っていましたが、その流れを断ち切った記念すべきモデルです。デザインはピニンファリーナ。一度この時代の他の車を見て下さい。思い切り馬車よりのデザインになっていますから。見学しながら自動車デザインの大きなムーブメントが見えてくると面白いです。この次は英国車の黄金期です。お楽しみに〜〜〜〜!