これ、ベルトーネがデザインを担当しています。初代Pandaの後継として発売されましたが、当初は「Gingo」という車名で売られる予定が、ルノーの「Twingo」に似ているとか何とかいう理由で、結局Pandaになったようです。少なくともPandaの後継車種として最初から企画された訳ではありません。パッケージングといい、デザインといい、あまり共通項がありません。強いて上げれば小さな足車という身近さ位でしょうか。やはり初代は偉大でしたね〜。

こちらがその偉大な初代Panda。シウジアーロによる傑作で、非常に合理的なデザインが特徴です。ちなみに右のミラーはありません。左だけのスパルタンな車。目立った飾りは殆ど無く、車体スペースを最大限使えるよう「箱」的なかたちをしています。ミニもそうですが、当時は非常にクールなデザインだったに違いありません。デザインする側に突きつけられた条件も相当ハードルの高いものだったでしょうし、「かわいさ」なんて求めている場合ではなかっと思います。　Pandaのミラーが1つしかなかったのもその現れなんでしょう。シンプルで妙な装飾は一切無い、潔いデザインです。初代Panda素晴らしいですね。