ローリー・ワッツ
DATE 2009.11.11
私の尊敬するパース屋さんです。それも精密な透視図で有名な「ローリー・ワッツ」の作品集です。当然ですがCGなんか無い時代です、オール手描き。驚異の繊細さでもって色々な機械の中身を透かして見せてくれます。機械ものの手描きのパースというのは非常に手間のかかるもので、並大抵の集中力では最後まで描ききれません。加えてそこに作者独特のタッチを加えるのは至難の技。
このページはまさに私の好きなROVER3500の透視図です。車のセールスポイントを的確に表現しています。この車の場合、リヤウィンドウの熱線も描かれています。こんな些細な事ですが、車全体の設計思想を反映した非常に大切なポイントなんです。機械というのは表面に現れない部分にも沢山の「デザイン」が潜んでいます。最近ではギヤボックスやサスペンションアームなんかも丁寧にデザインされている車が増えてきています。透視図になれば、そんな地道なデザインをしている人の仕事に光が差すというもの。素晴らしい図面ですよ。