匂い
DATE 2010.07.24
コレ、以前使っていた革シートのクリーナーです。コノリーブラザーズ社のもので、この手の革製品のメンテナンスではかなりメジャーなものでした。コノリーはイギリスの皮革メーカーで、その質は世界的にも最高品質でした。過去形なのは既に自動車ビジネスから撤退してしまったからです。コノリーと言えばオートラックスと呼ばれるエンボス加工を施さない滑らかな革が有名でした。ドイツ車を中心としたメーカーは革に人工的にシワを付けていたのですが、コノリーはそういった加工をせず、しっとりとした肌触りの革を提供していました。シワを付ける=傷がごまかせるという事ですので、コノリー社のやってる内容はそれとは違う、本当に良い革でないと出来ない製品だったのです。コノリーの革はハーブなんかを与えた牛の革なんで香りが良いとか、本当か嘘かわからない伝説も残っています。このクリーナーも、香水もかくやと思わせる香りが漂い、単なるクリーナー以上の何かを秘めています。私のボロ車もこのクリーナーで図分とマシな車になりました。まさにマジックのようなクリーナー。