和泉石材店

BLOG 「一言石句」

ファーバーカステル

DATE 2012.01.25

faber.JPG私(嫁)を物好きの世界に引き込んでいったのが勤めていた設計事務所でした。当時消耗品の手配などもしていました。物好きな世界の一番きっかけになったのが、事務所内でのシャーペンの芯の種類が多いことでした。同じHBの鉛筆でも複数メーカーを常備していること驚きました。設計士それぞれに好みシャーペンがあり愛用しているのです。それまで筆記具なんてどれも同じと思っていた私は、その違いがとても気になって、それぞれの書き味を試す機会が持てました。好みの書き味の筆記具で仕事をする喜びを知ったのでした。日常に手にするモノに少し気を配ってみてみると、自分に合ったモノがきちんとあって、常々それを探すのがとても楽しくなって今に至ります。筆記具はだいたい自分の好みがハッキリしました。鉛筆もみなさん色んな好みがあって、三菱やトンボやステッドラーなど色々ですが、私が好きな鉛筆は、王道ファーバーカステルです。特にカステル9000番という世界で最も有名な鉛筆が大好きで、書き味は「何コレ液体?」と思えるほど(少々過言・・)なめらかにも程があります。同社は1761年ドイツで創業された世界最古の鉛筆メーカーでこのファーバーカステルが鉛筆の長さ・太さ・硬度の基準を作り、この基準は150年以上経った今でも世界中で使われているそうです。