和泉石材店

BLOG 「一言石句」

イギリスの旅(ロンドン・テイト・モダン編)

DATE 2012.09.20

tate1.JPG今回の旅で是非とも行きたかった場所、それがテイト・モダンです。この建物、元々発電所だった建物をリノベーションしたもので、設計はスイスのヘルツォーク&ド・ムーロン。リノベーションを行ったヘルツォークはもちろん素晴らしかったのですが、元の建物の設計者であるジャイルズ・ギルバート・スコットも素晴らしい仕事をしたと思います。イギリスの赤い電話ボックスの設計者としても知られるジャイルズ・ギルバート・スコット。元になる優れたデザインがあってこそのテイト・モダン。

tate2.JPGこちらは増築現場。ヘルツォーク&ド・ムーロン設計で2016年に完成予定。ガラスの箱みたいなのは却下されて、結局レンガ案になったようです。設計者は戦ったんでしょうね〜。

tate3.JPG館内には増築計画を説明するコーナーが。かなり気合い入ってます。

tate4.JPG館内は企画展を除いて無料。館内案内は1ポンド。イギリスは美術館・博物館等基本無料です。アートを身近に感じられる素晴らしい仕組み。

tate5.JPG人が点在していますが、何とこれがこの日の展示。人々がいきないダンスしたり、ポーズを変えたりします。凄いです。

tate6.JPG元の建物の持つ機能的な美しさを活かした設計。コンペでこの提案が選ばれたのは良かったと思う。

tate7.JPGサイン系は特に美しい。0階がグランドフロアなのがイギリス式。それにしてもグッドデザインです。

tate8.JPGこのあたりのデザインがヘルツォークらしい。スロープが楽しげな雰囲気に。手すりも粋です。

tate9.JPG手前はテムズ川。ノーマン・フォスター設計のミレニアムブリッジが見えてその奥はセント・ポール大聖堂。川の向こうはロンドンの金融街。こうやって見ると、ロンドンの建物は低い。歩いていて疲れ難いのは、高層建築の精神的圧迫が無いのも一理あると思う。

tate10.JPGお決まりのトイレ視察。意外とトイレは普通。特別な配慮があるわけでもなしです。日本の建築家のトイレへの情熱は世界的にも凄いものがある。