デザイナーズチェア・コレクションズ展
DATE 2017.06.19
先日シビコ岡崎で開催されていたデザイナーズチェア・コレクションズ展へ行って来ました。椅子好きとしては実に楽しみな展覧会で、300脚以上の椅子が並び、何と座れるというではありませんか。個人的にこの中に1脚だけ実際に座ってみたい椅子がありましたので、重い腰を上げて岡崎まで走りました。そして会場内には所狭しと椅子が並んでいまして、私のお目当ての椅子もありました!
そんな中でも個人的に面白かった椅子をご紹介します。先ずはこちらの椅子。建築家ロバート・ヴェンチューリがデザインした椅子です。椅子は建築の最小単位なんて言いますが、まさにそんな表現がピッタリの1脚。個人的に欲しい椅子では全くありませんが、椅子というより建築の歴史上大きな意味があります。要するにポストモダンの事でして、ポストモダンの意味を説明するのにこの椅子を例えに使ったのが述語集で知られる中村雄二郎さん。ポストモダンというのは、建築という言語と、アートという言語の両方を話せるハイブリッドなものとされています。つまり、椅子という単なる腰掛けではなく、見る者にはアートとして語りかける事が出来るものとして、ロバート・ヴェンチューリの椅子は革新的だったという事です。デザインを学ぶ学生さんには良い教材と言えます。
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そしてこちらが個人的に座りたかった唯一の椅子。コーア・クリントのサファリチェアです。今から80年以上前にデザインされた秀作で、ノックダウン(現場組み立て)式の椅子になっています。座面は低く、立ったり座ったりするのには不向きですが、そういう忙しい人には向かない?椅子です。イギリスがインドを統治していた時代ですので、何となくそういう時代の風も感じる事が出来る魅力的な椅子。現代の椅子に無い魅力がたっぷり詰まった所が椅子好きにはたまりません。
子供は結局コレが好きなようです。ず〜っと見ていました。椅子に興味があるかどうかは良く分かりません。我が家の椅子の数はここにある数の1/10程度。娘の嫁入り道具は椅子と決めている親馬鹿であります。
- CAT:デザイン