ギャルリももぐさ
DATE 2009.06.26
先日多治見の「ギャルリももぐさ」にて開催されている「それぞれの茶の箱展II」を見に行きました。前回の開催時にも拝見しましたが、小さな箱にお茶をたてる道具を入れるという単純なテーマですが、そこに作家さんの個性が出てくる訳です。もちろん「お茶」とは日本茶だけではありません。紅茶やコーヒーもその守備範囲に含まれるため、実に幅広い種類のお茶を楽しめる道具が展示されています。基本となっているのは野点が出来る点です。出先でちょっとお茶を楽しむ為の道具ですね。各作家さんが用意した箱の中身が一同に展示されているのです。
茶箱という緩い縛りの中で作家さんが自由に発想しており、もの凄く個性が活きてきます。古いドキュメントケースや、某セレクトショップにある革の箱を茶箱として提案していたり、古典と前衛が融合した実に見応えのある内容です。小さな茶巾を納めるのに執念を燃やしている作家さんもいれば、茶杓の収まりにこだわる方も。ミクロコスモスといった趣すらある本当に粋な世界です。ご興味のある方はお見逃しなく!会期は6/28までですよ〜。