鯉江良二さん
DATE 2020.08.19
常滑を代表する陶芸家である鯉江良二さんの訃報を知りました。ちょうど4年前に鯉江さんの個展で酒器を購入しました。著名な陶芸家ですが、常滑の小さな場所で開いた個展は、鯉江さんの人柄を感じる素晴らしい個展でした。何が良かったかというと当たり前ですが作品なんです。いつも思うのですが、繋がりの時代と言いますか、人と人の繋がりありきの作家さんが増えている気がします。自分だけの作品を置いて、人の心を動かすような力強い作品になかなか出会えません。鯉江さんはまさに孤高の作家。常に前進し続けた常滑きっての陶芸家は、皆に慕われる人格者でもありました。物売りにありがちな自分を売り込む的な感じを全く感じさせない、モノ作りの王道を行く作家さんで、モノ作りをするならばモノを一番に売るのが基本。人でモノを売るという理論は、モノ作りをする人にとって作品を二の次にするようなもの。自らのガラスの器を手にした鯉江さんはず〜っと器の話をしていました。鯉江さんの器で酒を呑む度にこの日の事を思い出すと思います。鯉江さんありがとうございました。