TRIPP TRAPP
DATE 2009.09.18
皆さんご存じのトリップ・トラップです。子供から大人まで長く使える椅子で、座面の高さが変えられるのが特徴です。他にもこういったコンセプトの椅子は沢山ありますが、最もデザインが良いのがこの椅子。背筋を伸ばして、正しい姿勢を学ぶのにも最適な一脚で、我が家には子供はいませんが、何故か2脚あります。チビッコゲストが来たときには大活躍で、無くてはならない存在です。
ご覧の通り、かなり細かく座面の高さを変更出来ます。ピーター・オプスヴィックのデザインした傑作で、ノルウェーのSTOKKE社が販売しています。生産はスロベニアのようですが、スロベニアはユーゴスラビアから独立した中欧の国で、家具生産に関して高い技術を持ったメーカーが数多くあります。以前ブログに掲載した「カルスト」は、スロベニアの国境付近のクラスという街が語源になっている模様。ドイツ語圏ですので、物作りに関しては北欧的というより、ドイツ的な緻密さを信条とするようで、トリップ・トラップの剛健さと重なる気がします。1972年にデビューしてから37年が経過しましたが、未だにこれを越えるベビーチェアは出ていません。そのデザインの寿命は一体何歳なんだろうか。未だ未だ長生きしそうな感じがしますね。