和泉石材店

BLOG 「一言石句」

色決め

DATE 2022.02.12

kadaiiro.jpg乾太くんの架台は元々屋外使用が前提となった溶融亜鉛メッキ仕様でした。このままでは宅内には合いません。そこで塗装が必要になってくるのですが、建築時に金属塗装のターゲットカラーを決めていました。場当たり的に色を楽しむのも良いと思いますが、目立ってもらうと困る場所は色を統一出来るようにしてありました。その色が写真の色。実はこれ、市販の染めQという塗料の色なんです。

syoumeiiro.jpg建築時に照明器具のソケットカバーをこの色に塗装したのですが、その色がまさに染めQなんです。要するに自分で塗れちゃう塗料の色をターゲットカラーにしていました。

kaidaniro.jpgこちらは鉄骨階段の色。こちらは塗装屋さんが着色しました。日塗工の色見本で色合わせを行い、市販の製品に色を合わせてもらいました。現場で選ぶ塗装の色はもの凄く重要です。単に意匠上の都合だけなら何でも良いのですが、後々の改修・補修時の再現性など、長期的な事も踏まえて検討すべきかと思います。そして塗装は日塗工の色見本を使い、印刷物はDICで指定。塗装と印刷は全く違うのです。

hiltikadai.jpg今回の工事で使用した固定金具はHILTI社製。今回は5箇所に打ち込んで固定しました。完全にオーバークオリティ。HILTIのアンカーは和泉石材店のお墓で使っているのと同じもの。打ち込みもケミカルの絶大な信頼を置いています。