和泉石材店

BLOG 「一言石句」

セコガニ

DATE 2010.12.27

sekogani.JPG12月の頭ですが、私(嫁)の実家から今年もセコガニが贈られてきました。セコガニはズワイガニの雌蟹のことです。雄のズワイガニよりひとまわり小さく、資源保護によりかに解禁日から約2ヶ月しか水揚げされない貴重なカニで、内子(体内の卵巣の中の子)と外子(おなかの房の子)が格別に美味しいのです。内子はとても濃厚な味で、外子はぷちぷちとした食感が楽しめます。外子がオレンジのうちが最も美味しい時期とされていて、漁が終わりに近づくにつれどんどん黒っぽくなって風味が落ちるとされています。また、身も味が濃く、小さいのにしっかり食べられます。届いてすぐ、夫とどうやって食べるか議論しました。蒸すか、少し焼くか、茹でるか、、、。結局、カニすきにすることに決定。理由はカニエキスが出まくった鍋の後に雑炊へ持って行く為!雑炊の事を常に念頭に置きながら無言でホジホジぱくぱく。必死です。ある意味戦いです。内緒ですが夫婦だけということで、禁断の手を使いました。蟹をほじってチューチュー吸いまくった殻を、また鍋の出汁で洗ってガラ入れに入れるという。蟹エキスを余すところ無く出汁へ。全ては最後の雑炊の為。そんなこんなで散々堪能した後に、結構な量の雑炊を「残ったら明日の朝食だな」とかいいながら二人でキレイにぺろりでした。感激の美味しさ!生きたセコガニだったので、鍋後も生臭さが一切ありませんでした。は〜ありがたや〜。来年も期待したい所ですが、来年はまた山陰まで口を運ぼうと思いました。