和泉石材店

BLOG 「一言石句」

イギリスの旅(ロンドン・大英博物館編)

DATE 2012.09.25

British museum1.JPG腹ごしらえを終えたところで、私たちは大英博物館へ向かいました。収蔵品は約700万点!という途方も無いスケール。多くの収蔵品を得た背景は、イギリスが多くの植民地持っていた事もありますが、それにしても凄い事です。私たちが大英博物館に割り当てた時間は2〜3時間程度。とてもじゃないですが全部見るなんて不可能。それはもう駆け足で見て回るのでした。

British museum2.JPGこちらはグレート・コート。元々中庭だったところを屋根で覆い、大きな空間を設計したのはノーマン・フォスター。光の感じや影の出方がなかなか幻想的で、常に淡い光で満たされています。賛否両論ありますが、個人的にこの屋根は有りです。建物の棟が複数ある上、収蔵物も半端な数ではありません。グレート・コートを中心に、天候を気にせずあっちこっちへ移動できる事は、多くの人にとって便利この上ないでしょう。大英博物館はパリのルーブル美術感と並び、ヨーロッパで必見の博物館と言えます。

British museum3.JPGロゼッタストーン、エジプトのミイラ、パルテノン神殿の彫刻達、これが大英博物館の3大お宝だそうですが、個人的に良かったのがモアイ像。この風貌では人気が出ない方がおかしい。こういう品々を見ていると、一体何故ココに?という思いが出てきます。で、遡るとかなりの割合で泥棒!している訳です。現実に返還請求なんかもあるようで、大英博物館を泥棒博物館と呼ぶイギリス人もいるようです。

British museum4.JPGこちらは現代アートなんかも展示している場所。そもそも大英博物館は入館料無料。寄付を募って運営費にまわしています。入館料無料とは素晴らしいと思っていますが、実際の運営は大変だったようで、運営費の圧縮等かなり議論されたようです。今ではルーブル美術館に次ぐ世界で2番目の来場者数となる博物館となりました。一時閉鎖されていた日本ギャラリーももちろん元気に開館。多くの人で賑わっていました。一番人気は鎧甲。不気味な佇まいが気を引くのでしょうかね。行って解った事は、大英博物館は2日はかかるという事。そして念願だった時計コーナーを見られなかった事は、再来に値します。