金継ぎその2
DATE 2013.01.17
お正月に始めた金継ぎ作業の第二行程を行いました。前回行った補修跡を砥石で研ぎ出す作業です。この作業である問題にぶち当たりました。一体どこまでちゃんと仕上げたら良いんだろうかと言う事です。修復する器のテイストはそれぞれで、滑らかなものもあれば、表面がかなりザラザラしたものもあります。研ぎ出し作業で几帳面にやり過ぎると何だか変にカッチリし過ぎるような気がします。そこで器のテイストを考慮しながら最終的な研ぎ出しを行いました。多少の凹凸を意図的に残したものもあります。ただ、この後のベンガラ漆塗りの作業で凹凸は無くなってしまうかもしれませんが・・・。とにかく残すところはベンガラ漆を塗って、研ぎ出して、金粉をくっつける作業です。