実家の父と母と離れた所に暮らす私(ヨメ)は、近くに住んで色々してくれてる姉たちに比べ、何もしてあげられないもどかしさ感じています。それを思い、夫は｢年に一度は旅行に連れて行こう｣という決まりごとを作ってくれたようです。誠に持ってありがたい！父が脳梗塞を患ってからというもの、旅行好きな両親、あんなにしょっちゅうしてたのに頻繁には行けないので喜びもひとしお。私たちも久しぶりに会う親との旅行はとても楽しみです。地震があってから顔も見てないし北陸旅行の直後ですが、夫の愛媛への出張で西に行くことに乗っかって、決行することにしました。今回はどこへ行こうか。魚が好きな父。父は病気が進行してから大浴場がちょっと危ないので、長らく温泉に入っていない為、露天風呂付き客室で尚かつ部屋湯も温泉の宿をと調べると、島根まで行ってしまいました。中部圏からだと相当な距離ですが、実家の兵庫からですので行けると践んで先日4人でいって参りました。宍道湖と出雲大社が目的地です。

これまた何の嫌がらせか申し合わせたかのように、この旅行の前後合わせて5日ほどの帰省期間のこの2日だけみごとに天気が崩れてくれました。思えば今までの旅行も天気が良かった試しがありません。せっかくの宍道湖の夕日どころでは無かったのが残念ですが、何より当の親は何度も部屋湯に入っては「極楽極楽〜」を連発してくれました。身体の自由のきかない人と一緒に行動しないと見えてこないことがいっぱいありました。父本人ももちろん頑張っているけど、回りで支えてくれている母や姉、姉の夫や甥たちに感謝です。きっと近くに居すぎて色んな複雑な面もあると思います。普段顔を合わすことのできない私が帰った時に「せっかくなんだから」と一瞬一瞬を大切にしてくれるので、いつも楽しく過ごせています。