イギリスへ渡り、すぐに移動したブライトン。そこは私の高校からの親友が、この先の人生を過ごすところとして選んだ場所です。もともと留学生としてロンドンに住んでいた彼女。日本ではない、イギリスの住人として過ごす中で、住みたいと選んだ所だから渡英時には訪れない訳にはいかない場所となりました。ブライトンには、ちょうど良いサイズの街があって、車を走らせるとすぐに圧巻の景色があるのです。ちょうど私達が訪れたのは週末で、とくにココ(写真)seven sistersを歩いた日は、いかにもなブリティッシュウェザー、曇天＆霧雨の日曜日でした。感心したのは、それでもこの景色を愛で楽しむ人がたくさんいること。思えば、ブライトン市街からココまでの道のりも、車道であるのにあくまでこの景色を損なわないように、車社会に合わせたようなインフラになっていないのです。こういったことから、ここに住まう人や訪れる人がほんとうにこの景色を愛していて、この景色を楽しむためにこの景色を守っているのがよくわかります。この精神が美しい街並みを作り、そこで暮らす人のセンスを育んでいるのではないのかしらと小さく思いました。