沖縄紀行その4
DATE 2013.12.23
おもろまちにある沖縄県立博物館・美術館へ行ってきました。設計は石本建築事務所。立原道造が在籍した事務所であります。この建物、妙な所がありまして、それは「博物館・美術館」というその呼称です。博物館と美術館は、本来別物なはず。博物館と美術館の複合施設という事らしく、「沖縄県立博物館」「沖縄県立美術館」は個々には存在しないようです。写真の外壁グスク(城)をイメージしているようで、何とも沖縄らしい佇まい。
夏場の強い日差しを適度に和らげる機能的なデザインで、風通しも良さそう。柔らかな淡い光が建物の周辺に広がります。特筆すべきは外壁の内側に雨水排水がある事。外壁の汚れを抑える為に、水が外壁の裏側に回るようになっていました。大変良く出来たディテール。ちょうど私たちが行った時はインカ帝国展を開催していました。これがなかなかの見応えで、沖縄へ行かれる方は是非見学してみて下さい。平成26年2月2日まで開催中です。
館内はこんな感じです。このデザイン記憶が重なるのはフランク・ロイド・ライトのジョンソン・ワックス本社。大きな空間にこの柱がニョキニョキと生えています。何だか生命感を感じてしまいます。こんな雰囲気のある建物で開催中のインカ帝国展ですから、それはそれは素晴らしいものでした。その地方の建物は、その地の文化を色濃く反映しています。そんな意味でも沖縄県立博物館・美術館は大いにオススメです!
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