デザインの独自性
DATE 2017.07.14
和泉石材店のお墓は全てが独自のデザインになっています。ちなみに既製品となるパーツはたった2つ。花立てのステンレス金具と地中で使うアンカーボルトなどの固定金具類のみ。その他の線香蝋燭立や塔婆立の金具まで全てが独自のデザインとなっています。何度もこのブログでコピーデザインの駄目さ具合を唱えていますが、それも無くなる事は無いでしょう。先日東浦町の村木苑墓地でお引き渡しをしたキリスト教のお墓は全く他に無いデザインになっています。それこそ十字架の比率から何まで全てがこのお墓のプロポーションにリンクしています。お墓に彫るフォントの選定など全てがデザインの対象。お客様にはこれが一番良いというご提案を行い、そのまま採用となりました。極端な話ですが、デザインの価値というのは永遠に失われません。モノの価値は何時かは失われますが、モノではないデザインの価値は失われないというのが大切な所。ですから私たちは全身全霊でデザインに取り組むのです。
方々で私たちのお墓がコピーされているのですが、社会常識の欠落だとか節操が無いとか言いますが、全てはデザイン教育の欠落だと思います。今やどんな業界でもデザインデザインの大合唱。ホームセンターで商品を探していると、どれだけデザインという単語を目にする事やら。デザインというのはそういうものではありません。デザインが良い=他より売れる。そんな公式に乗せる事だけを目当てにデザインという言葉を使う。まったくもってけしからん事だと思っています。ちなみに私たちの業界では、お客さんを大きな霊園に連れて行き、どのデザインが良いか訪ねてそのお墓をコピーするというのが基本のようです。デザイン不毛の地と言われる墓石業界。未来永劫変わらないでしょう。