和泉石材店

BLOG 「一言石句」

お仕事風景(基礎工事編2)

DATE 2010.02.17

Chihhoku1.JPG本日は知北平和公園で基礎工事1カ所、大府森岡墓苑で建て上げ1カ所、東浦町のお寺様で建て上げ1カ所の過密スケジュールになってしまいました。雨で中止になった現場に押されてしまいました。今日は何とか天気は持ちそう。毎度東府建設さんに基礎工事を依頼してます。昨年もすぐ側の区画で基礎工事をした所です。すでにこちらには墓石が建っています。ちなみにこの区画にはUNIVERSALという和型の石碑が建ちます。応援の職人さんも加えて4人がかりで残土を土嚢袋に入れてしまいます。ここまでざっと10分程度。

Chihoku2.JPGこの区画の土は区画造成時に埋め戻した土です。ですので場所によってはかなり軟弱なケースがあるので注意が必要。ランマで転圧をかけていきます。雨の後ですのでかけ過ぎないように、丁寧に丁寧に。このあと、砕石を投入し、更に転圧をかけます。レベルを何度も確認し、高低差プラスマイナス5mmの範囲に収めます。地味な作業の連続ですが、ここを間違えると後で修正は出来ません。本当に大切な作業です。

Chihoku3.JPGこのサイコロみたいなのが鉄筋の下に入れるスペーサーです。これによって鉄筋のかぶり厚をきちんと調整します。このかぶり厚がベースには大変重要な意味合いをもってきます。建築の世界ですと、これ以上無いと駄目とか、きちんとルールがありますが、墓石の世界は何もルールが無いんです。あとは石屋さんの良心にかかっています。一応私たちのスタンダードを独自に決めて、東府建設さんに施工してもらっています。

Chihoku4.JPGこれが生コン投入前の状態。スリーブは排水の役割を持っていまして、全部ベースを打ち込むと区画内に水が溜まります。中央の箱はカロートと言って、納骨室の下の部分になります。ですのでこちらもコンクリートを打ちません。鉄筋もずれないように結束し、生コンの到着を待ちます・・・。

Chihoku5.JPG前回と同様プラントから生コンを持ってきます。大小様々な骨材が混じっており、大変な状態。ガシャガシャと音をたてて鏝で均していきます。職人さんが汗だくになってやってくれています。空気が入らないように鏝を何度も動かして、丁寧に作業します。職人さんありがとう!!!

Chihoku6.JPG皆の努力の結果がコレです。スラブ厚は100mm以上ありますので十分です。プラントのコンクリートを使用していますので品質も安定しています。現場で練るとどうしても品質にバラツキが出てしまいます。ある程度のサイズの墓地ならプラントから運ぶのが良いと思います。知北霊園の次は東海市の普済寺さんで基礎工事、更には大府森岡墓苑でも基礎工事があります。施主様の許可が得られた現場に関してはまたブログに掲載させて頂きます。