私たちのカンパニーカーは全てラテン系。パンダもカングーもトゥインゴも。それぞれここまで違うかという位に個性が強いのです。デザインも違えば走りも違う。見えない部分までしっかりデザインされている。私たちの場合は用途によってきちんと使い分けています。お客様の所へ伺う時はパンダが中心になります。どんな所でもスイスイ入れるし、まったくもって威圧感もない。本当に下駄のように使える車です。現場や人を乗せて移動する場合はカングーが中心になります。あのサスペンションのもたらす乗り心地と、シートアレンジのイージーさは他に無い魅力です。パンダとカングー、現段階でこれ以上の組み合わせは無いと思っています。実際パンダとカングーは、丁度お互いに欠けてる所を補完しあっている何とも不思議な関係。でもってトゥインゴはというと、これはこれで全く個性的で、乗り味の濃さではトゥインゴが一番かと思います。こういう大衆車をここまで個性的に仕上げる事が不思議になります。日本の車に何が足りないかというと、こういった乗り味なんじゃないでしょうか。何時か日本の車の常識を打ち破る、面白い車が出てくる事を祈っています。