和泉石材店

BLOG 「一言石句」

ドアノブその1

DATE 2011.12.23

twingo-door.JPG車のデザインの善し悪しを語る上で大切なポイントになるドアノブ。デザインの悪い車は間違いなくドアノブのデザインも悪いもんです。最初はこのルノー・トゥインゴのドアノブ。
全体のデザインと調和のとれた秀作です。トゥインゴがホンダの○ゥデイを手本にしたのは間違いないでしょう。が、このディテールの差が問題だったと思います。ホンダにはもっともっとディテールを大切にして欲しい。このデザインを見て使いにくいとか、爪の長い女性だと爪が割れるだとか、そういう事を言う人は野暮というもの。このデザインのお陰で、ドア周りのシルエットがシンプルで美しいものになっています。 ここまで視覚的な美しさでまとめられたドアノブは、今後出てこないかも知れません。爪がひっかかって・・・なんていう心配を真に受けてデザインするのが現代のデザインです。とにかくこのドアノブは気に入ってます。

kangoo door1.JPG一方こちらがデカングーのドアノブ。いわゆるグリップタイプのドアノブで、手で掴んで開けるもの。使いやすさではコレが一番かと思いますが、後席用のスライドドアの取っ手がこのタイプなのはちょっと使いにくいのです。最も道具感のあるカングーのドアノブですから、もう一ひねり欲しかったかなと。多分デザインを優先しての事だと思いますが、トゥインゴと違ってデカングーのデザインが、そこまで魅力溢れるものかどうかというと微妙です。使いにくさを忘れる位のデザインを与えて欲しいところ。個人的には旧顔のカングーのドアノブの方が良かったと思います。旧型はゴッツイ手袋していようが構わず開けられましたが、今度はそうはいきません。カングーの場合、仕事で手袋したまま開ける人も多いでしょうに。デザインの方向がよりファミリーカー的になってきたのは、こんな部品1つとっても解ります。