城の眼
DATE 2011.09.08
高松に素晴らしい喫茶があるとの情報をキャッチし、早速旅行がてら足を運んでみました。この外観からして期待を高めてきます。建物は香川県の建築家山本忠司氏の設計で、彫刻家の空充秋氏と音楽評論家の秋山邦晴氏も参画しています。実に潔いファサードで、「喫茶城の眼」のフォントが強烈な印象を与えています。植栽の刈り込み方や、石のオブジェなんかもあって突っ込みどころ満載であります。
中はトップライトの光が漏れる神秘的な雰囲気。いわゆるコメダ的な空間とは180度異なります。こんな素晴らしい空間で喫茶が出来るなんて、香川の人は恵まれています。内装にも香川県らしく石材がふんだんに使われています。中でも石のスピーカーは必見。凄いです。貼ってある石ではなく、無垢の石をスピーカにしてしまっていて、とんでもない迫力です。ありとあらゆる所がデザインされていますので、全く油断できません。
このお店で一番感激したのはこちら。テーブルの天板です。今時こんな丁寧な仕事がされた天板を奢ってる喫茶店があるでしょうか。このテーブルのお陰で室内全体のイメージが変わります。石の多い室内で、落ち着いた雰囲気がするのはこのテーブルのお陰ではないでしょうか。足を運ばれたら是非ともミックスジュースを頼んでみて下さい。歴史のあるお店ならではの味がしますよ。