先日のブログにある季の雲さんで入手したもう一つの品がこちらのシェーカーボックス。以前こちらのブログでシェカーの書籍案内はさせていただきましたが、井藤昌志さんの手によるシェーカーボックスを購入しました。その昔、シェーカー教徒が、自給自足で共同生活を送る際、様々な道具を自分たちの手で作り出しました。一切の無駄を省いたシンプルなデザインが生活に行き渡り、やがてその生活スタイルは広く世に知れ渡る事となります。その道具の美しさは、日本の茶道具にも通ずる削ぎ落とされた美というべきものです。そんなシェーカーの家具の影響を受けたデザイナーは多く、モーエンセンのJ39なんかもその一つです。井藤さんのシェーカーボックスも非常に洗練されたディテールを持っており、作り手の良心がにじみ出ているようです。長く愛用させていただこうと思います。