大鳴門橋を渡って四国に入り、すぐに目的地の高松に向かうと思いきや徳島に寄りました。当初の予定はお昼は淡路で寿司と色々と調べていたのでしが、いかんせんはりきって早く出てきてしまったので淡路でのお昼は却下、夫が徳島deお昼という案をだしたという訳です。淡路で寿司モードから抜け出せず、どうしても寿司が食べたかったので夫がiPhoneを駆使します。こんな時、検索時に夫の鼻は良く効いていつも良いお店を探し当てるのでありがたいです。今回訪れたのは栄寿司という、徳島の人ならまず薦めるという古い古いお寿司屋さん。旅先では古いお寿司屋さんに尽きます。その土地の食文化が随所にちりばめられています。一見街のお寿司屋さんという感じですが、いかにも老舗らしい気品がぷんぷん。今回は地のネタを中心に握って貰うことにしました。何かと珍しいもののオンパレードでどれをとっても美味しかった。何よりこういうお寿司屋さんは雰囲気を味わうのも大きな醍醐味なので、それだけでもうかなりの満足度です。

天然鯛の一本釣りや、ぼうぜ、たちうお、アオリイカ、アジ、アワビなど、近海で獲れたネタがほとんどで、少しだけご紹介します。なにしろ雲丹でした。雲丹は欲張っておかわりしたしまいました。由岐というところで獲れるウニで、出し方も珍しく海苔巻きではなく、純粋にウニの握りです。こうやって写真をみながら書いているだけでよだれが出てきます(真実!!!!)

こちらは何でしょう？実はコレ玉子です。和三盆と魚のすり身が入っているのだそうでとても美味しかったです。おそらくですが、この地域がこの出し方をするのでは無く、このお店がこのように出すみたいです。

これもめずらしい太刀魚のたたきです。太刀魚はもちろん食べたことがありますが、たたきにして食べるのは初めてです。とても美味。

最後に珍しい、これは明石タコの卵巣です。食感がおもしろい珍味。個人的にかなり気に入ってしまったが、しゃりです。小さめで酢が強すぎずサッパリしいて、ちょっぴりあったかいしゃりで好き嫌いがあるかもしれませんが、私は好き。しゃりの好みは重要ですもんね。寿司だけに限らず、こちらで扱う食材は調味料やガリに至るまでこだわりぬいた食材を使用されています。とてもまじめなお寿司屋さんでまた行きたいです。