白老のお酒(梅酒)
DATE 2009.12.18
先日白老さんのお酒について熱く語りましたが、もう一つ溺愛している一本が「白老梅」という梅酒です。梅酒マニアである我々夫婦が散々飲んできた梅酒の中でも類を見ません。江戸時代に出版された「本朝食鑑(ほんちょうしょっかん)」という食に関する百科事典の中のレシピに則って仕込まれています。そういった製法や素材にもの凄いこだわり持たせることが出来るのは、まさに手造りの製法を守り続けている白老さんならでは!低農薬で育てられた知多市の「佐布里梅」を、天候の良い日に限って摘み取り、ワラ灰洗浄されます。このワラ灰洗浄が江戸時代仕込みだそうで、酒造好適米の稲を燃やして、白くならないように少しずつ燃やして作られたワラ灰で洗浄することで梅のうま味が増すのだそうです。そうしてエグ味の原因となるヘタを丁寧に手作業で取り除きます。こればかりは機械が出来ない作業で、白老さんのコアなファンの方のボランティアによる作業です。その大切な梅に、北海道産の甜菜糖と、そのまま飲んでもおいしい純米吟醸酒でつけ込まれています。肝心のその風味は、とっても上品な酸味で甘すぎず、控えめ名味です。ロックが一番おいしいと思います。ぬるめの燗をつけてもおいしそう。気になられた方はお早めに!売り切れじまいですよ〜。
- CAT:食べる