和泉石材店

BLOG 「一言石句」

大樹寺

DATE 2024.10.05

岡崎で徳川家康というか徳川家の足跡をたどるならば、大樹寺が一番かと思います。日光東照宮は有名ですが、こちらの大樹寺には位牌が安置されています。その位牌がちょうど身長くらいだそうで、ケタ違いのサイズになっています。もちろん成し遂げたこともケタ違いですので何の違和感も感じませんが。ちなみに大樹寺の山門の遠くに見えるのが岡崎城だそうで、街をつくるのが大名の特権であることを示すものです。こういうスケール感は庶民の暮らしでは全く出てこないもので、徳川の力を示す分かりやすい場所と言えます。

境内墓地にある松平家の石塔。五輪塔や宝篋印塔も気になりますが、背景にある土塀も気になります。家康は松平家のラストとなり、松平家の石塔を整理したのも家康。先祖供養を大切にしていたのは間違いありません。注目の戒名ですが、家康は「東照大権現」という神格化されるための仕掛けを生前から計画していました。石碑には神の名(東照大権現)は無くされ、「安國院殿徳蓮社崇譽道和大居士」なる戒名のみとなっていました。徳川家の長期安定政権の裏には、やはり先祖への感謝の気持ちがあったのではないでしょうか? 成功すると横柄になり、やがて自滅するのが世の常。凡人の成功は破滅への入り口。そんなことを考えながら見学終了です。