236,000km
DATE 2016.12.18
気が付けばフィアット・パンダが236,000kmに到達していました。私たちの社用車としては最も過走行な車です。最近はフォグランプの球切れだとか、マイナーなトラブルだけで何とか走っています。パンダは日常使う道具として、もの凄く良くデザインされている車です。見てくれだけの車が本当に多い中、こういう車を作れるのは歴史に裏打ちされたデザインの力があるからだと思います。特に169型のパンダは、登場時から色々とケチが付いたモデルです。元々パンダとして生まれる予定でなかった車が、突然フィアットの屋台骨を支える重要なマーケットを担う事になったのです。古くからのフィアットオーナーは当初全くこの新しいパンダを受け入れませんでした。しかし、デビューしてからジワジワとその評価は上がり、今やパンダは欧州マーケットでNo,1の存在。偉大なる下駄車。別段何か飛び抜けた能力がある訳ではありませんが、236,000kmを走ってみて分かったのが、パンダの押さえ所が秀逸だったという事。車として守るべき所、そしてどうでも良い所。取捨選択をデザインが巧にコントロールしたのがパンダです。そう思えば、初代パンダのジウジアーロと重なる気がします。姿形の類似性に眼を奪われていると、この車の本質はちっとも見えてきません。私には169パンダは初代の正しい後継者だと思えます。