ワイワイ中華in山小屋
DATE 2012.01.16
白い朝の日の夕方から、前日から泊まっていたFちゃんIクちゃんに加え2人ゲストが来ました。あのパンダに乗って!その同乗者のYYちゃんは、大阪で中華料理屋を営んでいるのです。ということは、でこの日の晩はワイワイ中華になりました。前々日に山小屋に寄ってくれると連絡があったので、冗談めかして「中華作ってくれろー」というと本当に用意周到にいろいろを持ってきてくれました。ここで作るための色々を!火力が弱い家庭でも作れる中華を教えてくれました。一番最初にすることからまずヤられました。まずショウガの皮を取って、すります。フライパンに大量のサラダ油を入れ、太めのネギとショウガの皮を入れてネギが焦げるくらいまで揚げています。何してんのーというと「ネギ油作ってるねん」と言います。これがどんな中華のお料理にも使う基本となるそうです。これだけで、家での中華が大きく変わります。YYちゃんがこしらえた青椒牛肉絲。ほんとうにうちのフライパンで作ったとは思えない!
正式な中華的な名前があるのでしょうが、わからないので、「ささみの茹でたモノショウガ油のせ」です。最初にすり下ろしたショウガを、これまたたっぷりの油で揚げます。ささみはスジを取って茹でます。茹でるときもそのスジをゆで汁の中に入れます。このようにゴミとなるものが少ないのに驚愕!いかなる食材も無駄なく工夫して使われます。こんなに使われ方があると知ると、ふだん躊躇無く捨ててしまっていたあらゆるものに使い道があるのではないかと思えるようになります。茹でたササミの旨いことったらありません。ショウガ油と白髪ネギだけと、持参してくれた秘伝の調味料だけの味付けなのにこんなに美味しい。
エビと卵とトマトを炒めたものです。これもネギ油が活躍しています。写真にはありませんが、先ほどのササミのゆで汁を使って、何をしたのか見る間も無いくらいのスピードでちゃっちゃと出来上がったスープも相当キてました。全員がこのスープをなんとかキレイに飲み干してしまいたい衝動に駆られてしまい、私たちが愛知の土産で持ってきていたインスタントラーメン「きりんらーめん」の味噌煮込みうどんの麺だけを開封して、スープを吸わせて余すところ無くぺろりと戴き、嗚呼、最高の正月だと感動で震えました。大好きな山小屋で、大好きな人たちと、こんな玄人なお料理が食べられるなんて夢のようでした。
- CAT:食べる