石見本
DATE 2009.12.24
世界中の石見本がやってきました。以前ブログでご紹介した記事にある石見本を入れ替えました。石は採掘する場所によって色目が変化します。で、1年も経つと結構変わっている石もあります。そこで石見本の大規模な入れ替えを行いました。それにしても凄い枚数。ちなみにこれは1社分ではありません。来年以降のある仕掛けに関わる大切な準備でもあります。その仕掛けについてはまたブログでご報告出来ると思います。サンプルの中には相当色調が変化している石があります。石見本は石の種類を決める大切なツールでありますが、実際にはこの石を使うとどういうイメージになるかがポイントになります。そこから先はCGの助けを借りる事になるんです。
私が建築の世界から石屋になって困ったのがCADやCGの互換性。設計事務所時代も設備屋さん、電気屋さんとDXFデータでやりとりしましたが、色々と問題が起こりました。結局どうしたかと言うと、石材業界用のソフトは一切使わない事にしました。CGは「Shade」という国産の3D/CGソフトを使用しています。石材店向けのソフトには大量の雛形が用意されているのですが、どのみち全てのパーツが私たちのオリジナルですので、雛形なんて必要ありませんでした。で、場合によってこんな様なCGをお客様に出して説明している訳です。このCGの場合、本体はFLAT3というモデルで、石種はインド産黒御影石「クンナム」、外柵にポルトガル材を使用。するとこんなイメージです。文章や口頭での説明よりイメージし易いのは間違いありません。
こちらは使用する石材を変更した場合。本体をインド産御影石の「M-1」で仕上げるとこんな感じ。微妙な差ですが、この辺まではCGで確認頂けます。よく本体と外柵を共石で仕上げてあるケースを見かけますが、FLATシリーズに関しては、メリハリを付ける意味でも別々の仕上をオススメします。独特の緊張感が生まれ、全体が引き締まった印象になります。その辺りを確認していただく過程で、補助的にこういったCGを用いる場合があります。ちなみにこのCGは知北平和公園の墓地に来年建立する石碑です。この石碑の下に実際はこんな基礎工事があったり、CGでは表現出来ない部分もあるんです。とにかくより解りやすくご理解頂ける仕組みを日々考えています。来年以降更に進化しますのでご期待下さい!