和泉石材店

BLOG 「一言石句」

海の博物館

DATE 2025.08.28

9年前に父子で行った海の博物館。当時3才だった長女は覚えているか分かりませんが、海の博物館と豊田市美術館には頻繁に行っております。先祖供養の後に立ち寄る定番スポット化しています。この日は夏休みということもあり、ワークショップやら色々と催されていました。が、父ちゃんは建物見学に余念無し。

学生時代に訪れた時は、未だ出来て間もない施設でした。新しい建物ということで、経年評価は出来ませんでしたが、今は違います。1992年に完成してから33年が経過しましたので、人でいうところの一世代といったところ。30年くらいで屋外にある建物などは曲がり角を迎えます。管理する人も組織も変わり、維持出来ない建物は次々と壊されます。海の博物館も紆余曲折あったようですが、今なお姿を留めています。

この土地の気候風土を綿密に調べた成果は、経年変化の自然さに出ています。リアス海岸の気候のように、穏やかに朽ちている感じ。日本海の荒波とは違うのです。問題があるとすれば行政側の財政事情。建物相応の維持費は必ずかかります。それを積み立てられるかどうか。一部雨樋に穴が空いていたり、雨水の仕舞いが破綻していたり、問題が出ているようです。この手の公共建築はメンテが命。その財源確保をどうするか。せっかくの建物ですから是非とも上手く運用して欲しいと思います。

展示物もあまり変化はないようです。九鬼水軍と波切の話などは、観光コースとして実に面白いものです。ここと兵庫県の三田市とを結び、九鬼家をたどる旅なんて粋です。よもや九鬼家の話が広がり、志摩三商会〜神戸女学院なんて思いもよらないでしょう。鳥羽〜三田を巡る旅なんていいですね。